Polaris
「さすが、シュウの店だけあるな」


相川さんが、店内を見渡す。


「オーナーのこと、認めていらっしゃるんだすね」

「悔しいが、シュウはやり手だよ」


そう言って、笑う。


「相川さんだって、Knight（ナイト）のオーナーさんじゃないですか」

「俺とシュウじゃ、全然違うさ」


何が違うと言うのだろう。


Knight（ナイト）はこの街じゃ、ナンバー１のお店。


あたしから見たら、そうそう違いはないと思う。


「そんなことないですよ」

「シュウがなんで、キャバクラのオーナーになったか知ってるか」

「え？」

「シュウは、俺に気を使ったんだよ」


どうして、隼人がキャバクラのオーナーだと気を使ったになるのだろう。

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