Polaris
それに気付いたリュウが、未来に聞く。


「同伴です」

「オープンの日に同伴かよ」


そう言うと、一度だけあいつと目が合う。


「開店と同時に戻って来ますから。それと大変になると思うんで、頑張って下さい溝口店長」


そう言うとすぐに、目は反らされ、出て行った。


「リュウ、どういうことだ」

「特に、俺は何も聞いてない」


リュウも未来の言葉がわかっていないようだ。


あいつは何をしようとしてるんだ。


未来が出て行ってから、外が騒がしくなる。


そしてオープンの時間になると、未来と一緒に大勢の人が流れ込むように店内のに入って来た。


確かにオープンってことで、それなりの客層は想像していた。


でも、今日は平日。


どうやってこれだけの人を、、、。


< 222 / 345 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop