Polaris
~ 未来 ~


Polaris(ポラリス)に来て、1ヶ月が過ぎていた。


あたしはただ、がむしゃらに働いた。


自分の価値を失わないように、、、。


そのせいで、あたしは自分が誰なのかさえ、わからなくなった。


どうして、あたしはここにいるのだろう。


売上げが上がる度に周りはあたしのこと認めてくれる。


だから、その期待を裏切らない為にあたしは、、、


どうやって、生きていけばいいのだろう。


もう3ヶ月を切っていた、、、。


あたしがミライと生きられる時間は。


あたしがミライとして生きている間に、次の自分を見つけることはできるのだろうか。


1日、1日が過ぎる度にあたしは、何かわからないものに押しつぶされそうになっていた。

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