Polaris
あたしは女を見る。


「なんで、アンタがここに居るのよ!!」


あたしの叫びにも似た声が、お店中に響く。


「ねぇ、なんで、、、」

「何、この子」


女は少し不機嫌そうに言う。


「ミライさん、少し酔ってるんですよね」


溝口店長がフォローを入れる。


別に酔ってなんかいない。


でも、、、抑えられない。


__ガチャッ__


「ミライさん、、、って俺、邪魔しちゃいました」


そんな時、入り口のドアが開いき、三浦くんがお店の中に入って来た。


大きな花を抱えて、、、。


「、、、いいえ。どうかしました」


あたしは立ち上がり、三浦くんの所に行く。


「あ、これ。dream(ドリーム)の方に届いてましたよ」


三浦くんはそれをあたしに渡すと、隼人達に挨拶をして出て行った。

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