Polaris
「瞬華ちゃん。あたし、働けることになったの」

「良かったね」


瞬華ちゃんは、一緒に喜んでくれた。


「全部、瞬華ちゃんのおかげだよ。ホントにありがとう」

「で、いつから」


榊原さんがあたしに聞く。


「27日です」

「調度、瞬華のラストの日だな」

「え?」


あたしは瞬華ちゃんのことを見る。


「その日で、あたし辞めれるの」

「そ、そうなんだ」


最近自分のことばかりで、瞬華ちゃんが辞めるということを忘れていた。


瞬華ちゃんがここを辞めると言うことは、もう、、、瞬華ちゃんに会えなくなる。


「そんな顔しないで」


瞬華ちゃんは、そう言ってあたしの頭撫でてくれた。

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