Polaris
お店に着くと初めて会う、女の子たちに敵意の目を向けられた。


この子達に負けたくない。


そう思ったら、不安は自然とどこかに行ってしまった。


「ミルクさん」


そう、待機席に居たあたしにボーイの人が声を掛けた。


「これ届いてました」


そう言い、ボーイの子が花を渡される。


「何、新人の癖に花?」

「しかも、無駄に大きくない?」


なんて、女の子たちから陰口を叩かれる。


その花の中に、メッセージカードが入っていた。


あたしはそれを呼んで、開店前だというのに泣いてしまった。


だって、この花を贈ってくれたのは瞬華ちゃんで、、、。


そのメッセージが、凄く切なくさせたから、、、。

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