Polaris
きっと、この人たちは、、、


「どこの店の子?」


あたしの欲しい言葉をくれた。


「え?、、、ドリームですけど」


あたしはトボけたように応える。


「俺たち、これから飲みに行くところだったんだけど、君の店にしようかな」


1人があたしの肩に腕を回す。


あたしはそれを交わすように近くにいたハナちゃんの腕を掴み、彼らの前に引き寄せた。


「あたしも話したいんですけど、先約があって、、、」


落ち込んでるような素振りをする。


「でもこの子のことを指名してくれたら、あたしもご一緒できるんだけどなぁ、、、」


彼らはハナちゃんのことを見る。


「わかった。でも、必ず俺らの席に来てくれよ」

「もちろんです」

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