Polaris
車の中で特に会話をするわけでもなく、車は走る。


外は所々灯りは消えているが、街の賑わいは変わらないままだ。


家に着き、車を降りる。


隼人はあたしのことなんて気にも止めず、車の鍵をし中に入って行った。


あたしも、、、と思い、歩き出そうとしたら携帯が鳴った。


仕事の携帯だと思ったら、プライベートの携帯で仕方なく出る。


「もしもし」

「俺だ。仕事終わっただろ?これから飯にでも行かないか?」


電話の相手は輝だった。


特にお腹が減っているわけでもないが「わかった」と答えた。


「今何処だ?」


あたしは目の前にある、コンビニを言う。


「なら、今から迎えに行く」


それだけ言うと電話は切れた。


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