Polaris
お店の中に入ると、週末から始まる夏祭りのポスターが目に入る。
今年もやるんだ。
ポスターの前で立ち止まる。
「夏祭りですね」
声を掛けられ、隣を見るとハナちゃんだった。
「そうだね」
「あたし、初めてなんです」
ハナちゃんは今年の冬から入ったから、夏祭りは始めて。
「そっか。なら、調度良いね」
「調度良い?」
「イベント事の時って、お客さまの出入り激しいから」
「そういうことですか」
ハナちゃんは納得したように、頷く。
昨日までのあたしなら「頑張ろうね」とかそんな言葉を言ってあげられただろう。
でも、隼人のせいで素直に応援できない。
でも「教えてあげる」と言った以上、最後まで彼女の面倒はみよう。
今年もやるんだ。
ポスターの前で立ち止まる。
「夏祭りですね」
声を掛けられ、隣を見るとハナちゃんだった。
「そうだね」
「あたし、初めてなんです」
ハナちゃんは今年の冬から入ったから、夏祭りは始めて。
「そっか。なら、調度良いね」
「調度良い?」
「イベント事の時って、お客さまの出入り激しいから」
「そういうことですか」
ハナちゃんは納得したように、頷く。
昨日までのあたしなら「頑張ろうね」とかそんな言葉を言ってあげられただろう。
でも、隼人のせいで素直に応援できない。
でも「教えてあげる」と言った以上、最後まで彼女の面倒はみよう。