強い娘。
ドキドキするのは
『はぁぁぁー。。。』

ため息なんてらしくないな。。。


運命の人だと思ってたのに。

カッコイイって思ったのに。


。。。初めて私の事強いっていってくれたのに。

何なの!?あの二重人格野郎!

『なーに怒ってんの?』

『上条 奏多!!』

『いーかげんフルネームやめよーよ』

『。。。』

無視しよう。

『今日の放課後 練習なんでしょ?』

『な、何で知って。。。』

。。。無視するって決めたのに。

調子狂うなぁ。

『彼女のことなら知ってるよ』

白い歯を見せてピース。

ドキッ

あーもうっっ

『練習付き合うよ。』

『はぁぁぁー!?あんたサッカー部は?』

『俺、クラブチームだから!また後でねーん』

無責任。しかも今日外周だし。

〜放課後〜

『梨ー花』

無視無視。。。

『えーっ!あの先輩の彼氏ぃぃ!?
カッコイイー!』

ガクッ

『違うっつーの!!』

『梨花、恥ずかしがらないでいーのに!』

はぁぁぁー。。。

やっぱり期待はずれだった。


『あ、先輩!!!』

『え。。。?』

キキーッ

車!?


ガンッ


『いてて。。。!!!上条!』

『ふぅ。。。危ない危ない』

一秒遅かったら死んでたかもしれない。。。

どーしていつも助けてくれるの?

『あ、ありがと。。。』

『強い娘にだって王子様は必要でしょ?』

『///////』

やっぱり好きなんだー。。。


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