桃涙純恋物語-*~叶ワナイ恋~
「か、かれん、どうしたの?」

「とりあえず…部屋、いこう」

「うん…」

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「あのね…りく…とッけ、んかし、て…わッわか…れ、ようって…ッい、われて……」

「え…?」


「うわあああああんッ」

初めて見せる泣き顔

かれんが私の前で泣いたのはこれが初めてだった。


何を話したらいいのかわからなくて


できるだけの慰めの言葉をかけて


その日は別れた
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