「じゃあ、結婚しようか」
私の視線に気づいてか、陽平さんが海を真っ直ぐ見つめながら口を開く。
「海、好き?」
「はい。好きです。見てるだけでも、飽きない」
「そうなんだよな。こうやってぼーっとしてるだけで心が落ち着く」
「はい」
「海、好き?」
「はい。好きです。見てるだけでも、飽きない」
「そうなんだよな。こうやってぼーっとしてるだけで心が落ち着く」
「はい」