「じゃあ、結婚しようか」
私は自分に言い聞かせた。


そっとバスルームから出て、リビングにちょこんと座った。


ほどなくして、陽平さんが帰ってきた。


「ごめん」


”ごめん”だなんて、何か陽平さんは悪いことをしたのだろうか。
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