「じゃあ、結婚しようか」
私のもやもやは、陽平さんのKISSひとつで吹き飛んでしまった。


我ながら単純だと思う。


けれど、彼の唇から伝わる体温で、私の体は解けてしまった。


愛するひとがいるだけで、こんなにもこころ動かされる。


そして、幸せになる。幸せすぎて、泣きそうになる――。
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