「じゃあ、結婚しようか」
「おはよう、陽平さん」


私はいつも彼より早起きをして、キッチンに立っていた。


陽平さんが起き出す頃合をはかって、先にベッドから出て、お湯を沸かす。


いつものインスタントのコーヒーだ。


あまあまだった夜の次の日は、あまあまのコーヒーを飲む。
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