「じゃあ、結婚しようか」
私は晴天の霹靂で、雷をくらったようだった。


「前に、さ、あのひとから手紙もらってたでしょ? 何が書いてあったの?」


「え、えっと……」


陽平さんのメアド……とは、何となく言えずにいた。


陽平さんには、もう私という彼女がいるのに。
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