「じゃあ、結婚しようか」
それがなくなってしまったら、それこそ、今までの日々はないものとなってしまう。


「陽平さん……!」


私は急に不安になって、彼の腕に巻きついた。


「なに? どうした?」


私以外のおんなのひとのところに、行かないで――!!
< 278 / 395 >

この作品をシェア

pagetop