「じゃあ、結婚しようか」
そう言って、笑顔で私は陽平さんを送り出す。


誰もいなくなった陽平さんの部屋に、ひとりきり。


これから掃除機をかけよう。


ベッドのシーツも洗濯しよう。


まるで私、若奥様みたいじゃない?
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