「じゃあ、結婚しようか」
5・「KISSから始まる恋もよくない?」
「いらっしゃいませー、こんばんは」


あやかちゃんがブックラックから顔を上げて、そしてほんの少し顔をぱっと明るくした。


缶ビールの彼……森下先生がやってきたからだ。


「い、いらっしゃいませー」


私もレジに立ち、タバコの詰め込みをやっていながら彼を迎え入れる。
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