ただ守りたかった居場所
私達は、帰りの電車で今日の反省会をした。
 


まず、男二人は、良い人で、友達には好印象だった。



しかし、佐藤君が私が想像していたのより25歳と若くて、友達には良いけど恋愛対象にはならないと友達に言われた。
 


次に、私と佐々木のことをかなり突っ込まれた。



佐々木に話を振っても長続きしないですぎに私と二人で話し始めるとか、友達の一人、山本と佐藤君が話しに夢中になっているとき、もう一人の友達、前田が、私と佐々木の会話に参加しようとしたけど、仲間に入れず、結局、佐藤君と山本の会話に参加することが何度もあったことを言われた。



私は気が付かなかったが、入れない雰囲気があったらしい。
 



そしてこんなに遅くなるとは思わなかったと、三人とも感じていた。でも楽しかったから良かったと思いながら、解散した。
 



私は家まで歩きながら、



『佐藤君とも飲んでいたはずなのに、佐藤君と話をほとんどしていないし、どんな人かわからないままだ。


佐々木さんがどんな人かはなんとなくわかったのに・・・』



と改めて感じた。



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