ただ守りたかった居場所
再び飲み会の当日の朝、前日から天気がすぐれなく、その日も曇りがちだった。
 


  「今日の夜、雨降りますかねぇ?」


           と私は佐々木に話しかけた。
 



 そうすると佐々木は、インターネットで天気を調べ、
 

 
  「降りそうですよ。」


           と返事が返ってきた。
 



 「せっかく行くのに雨は嫌じゃないですか?遭難しても困るし。


  昨日も雨で、いすとか濡れてそうですし。


  せっかくだから晴れてる日に行きたいじゃないですか、中止にしませんか?」



           と、私は佐々木に言った。
 



 「遭難はしないですけど、雨は嫌ですね。


  延期にしましょう。


  佐藤君にも言っておきます。」


           と、私達二人の意見で、中止ではなく延期になった。
 



 再び日にち決めになった。



 私は連絡のやり取りがいい加減めんどくさくなって、今度駄目だったらもう中止にしたいとうんざり気味だった。
 



 そして三度目の正直の朝を向かえ、昼を向かえ問題なく過ぎると思ったが、三時過ぎに問題は起きた。
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