ただ守りたかった居場所
 そして、安部の話も出た。



   「今月になって新人が入ってきたのね。


    若くて可愛いから、佐々木さん良かったですね。」


                と、冗談半分で私は言った。




   「そう、今回入ってきた中で、ナンバー1の人気。


    俺が希望したら、うちのチームになったんですよ。」


                と、うれしそうに話していた。




 女の新人3人の中で、二人は結婚していたので、1人だけ独身だったということで、人気があったんじゃないかと思う。



 それに佐々木の中でのナンバー1じゃないのかと思ったりもしたが、あくまで安部のことを好きになるとは、このときは想像もしなかった。




 なんだかんだと、今回もみんなくつろぎ、解散になったのは、十時半を過ぎていた。



 次の日も仕事だというのに・・・
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