ただ守りたかった居場所
次の日、案の定、報告しに安部が私の席に来た。
「楽しかったです。
向かい合わせで座って、緊張して、顔見れなかったです。」
とうれしそうに報告してくる安部に対し、
「よかったね。
頑張りな。
今度はいつ遊ぶの?」
と、自分の気持ちを殺して言っていた。
そんな心境で、仕事もペースが上がらず、いつもよりも半分くらいしか作業が出来なかった私に、
【今日は、頑張っていつもと同じくらいの量こなして下さい。】
と佐々木から、会社のパソコンにメールが来た。
【邪念が邪魔して、ムリです。】
と返事をすると、
【仕事して下さい。】
と返事が来た。
私は、何も考えたくなかったので、集中して仕事をし、いつも以上の量をこなした。そうしたら、佐々木は、
「邪念は取れたんですか?」
と聞いてきたので、
「取れてないですけど、何も考えたくなかったので、ひたすら仕事をしてました。」
と答え、私の佐々木に対する想いなど、全然気づいていなかった。
そういう素振りも見せていないから気づかないで当たり前なのかもしれないけど、少しは知ってほしかった。
「楽しかったです。
向かい合わせで座って、緊張して、顔見れなかったです。」
とうれしそうに報告してくる安部に対し、
「よかったね。
頑張りな。
今度はいつ遊ぶの?」
と、自分の気持ちを殺して言っていた。
そんな心境で、仕事もペースが上がらず、いつもよりも半分くらいしか作業が出来なかった私に、
【今日は、頑張っていつもと同じくらいの量こなして下さい。】
と佐々木から、会社のパソコンにメールが来た。
【邪念が邪魔して、ムリです。】
と返事をすると、
【仕事して下さい。】
と返事が来た。
私は、何も考えたくなかったので、集中して仕事をし、いつも以上の量をこなした。そうしたら、佐々木は、
「邪念は取れたんですか?」
と聞いてきたので、
「取れてないですけど、何も考えたくなかったので、ひたすら仕事をしてました。」
と答え、私の佐々木に対する想いなど、全然気づいていなかった。
そういう素振りも見せていないから気づかないで当たり前なのかもしれないけど、少しは知ってほしかった。