ただ守りたかった居場所
一緒に過ごす時間の始まり
朝から座席の移動があった。
「おはようございます。相馬さん席の移動です。」
と佐々木に言われ、パソコンなどを移動した。
私の新しい席は佐々木の隣だった。
そして新しいチームは四人のチームだった。
異動した初日から、残業と忙しい日々が二週間続いた。
その間、私は仕事を覚えるので必死で、チームメイトとは仕事の話だけで、無駄話をほとんどすることはなかった。
仕事で解らない事があって質問するのもだいたいは佐々木にだったので、佐々木以外の人とはほとんど話さなかったかもしれない。
仕事の忙しさのピークを終え、少しずつ佐々木以外のチームメイトと仕事以外の話もするようになり、打ち解けてきたと思っていたら、一人仕事を辞め、また一人辞め、私が異動した一ヵ月後には、佐々木との二人のチームになっていた。
これではチームじゃなくてコンビだよと私は感じた。
その時は、仕事も忙しくなかったので、二人で充分だった。
しかし、忙しさのピークの時期のことを考えると私は、『二人では無理だろう』という不安があったが、佐々木は、『どうにかなる』と気楽に考えていた。
実際、どうにかなったから、このコンビはすごいと私は密かに思った
「おはようございます。相馬さん席の移動です。」
と佐々木に言われ、パソコンなどを移動した。
私の新しい席は佐々木の隣だった。
そして新しいチームは四人のチームだった。
異動した初日から、残業と忙しい日々が二週間続いた。
その間、私は仕事を覚えるので必死で、チームメイトとは仕事の話だけで、無駄話をほとんどすることはなかった。
仕事で解らない事があって質問するのもだいたいは佐々木にだったので、佐々木以外の人とはほとんど話さなかったかもしれない。
仕事の忙しさのピークを終え、少しずつ佐々木以外のチームメイトと仕事以外の話もするようになり、打ち解けてきたと思っていたら、一人仕事を辞め、また一人辞め、私が異動した一ヵ月後には、佐々木との二人のチームになっていた。
これではチームじゃなくてコンビだよと私は感じた。
その時は、仕事も忙しくなかったので、二人で充分だった。
しかし、忙しさのピークの時期のことを考えると私は、『二人では無理だろう』という不安があったが、佐々木は、『どうにかなる』と気楽に考えていた。
実際、どうにかなったから、このコンビはすごいと私は密かに思った