ただ守りたかった居場所
土曜日に合コンの予定を組んでいた。
金曜日の定時と残業までの休憩時間、いつもと同じように軽くお菓子などをつまみながら、佐々木と話をしていたときだった。
高野さんと佐藤君が、明日の件を相談しに私の席に来た。
「相馬さん、明日なんだけど、佐藤君の友達が都合悪くて、どうしようかと話してたんだけど。」
と高野さんが話をきりだしてきた。
私は、『それならしょうがないから中止にしよう。』と思って言おうとしたときだった。
「佐々木君、明日暇?」
と高野さんが突然横で自分の世界に入ろうとしていた佐々木に声をかけた。
「暇ですけど・・・」
「じゃぁ、空けといて、飲み会しよう。」
「いいですよ。わかりました。合コンですか?」
「そんなようなもの。」
と、これだけの会話の流れで、佐々木と飲むことになった。
想像もしていなかったことで、驚いたが、心のどこかで少し喜んでいる自分もいて、照れ隠しもあり、
「休みの日まで佐々木さんと顔合わせたくない。」
と冗談っぽく言ったりしたが、それに対して、佐々木は笑顔で何もコメントもなく対応していた。
こんなところが年齢より落ち着いている感じがする。
どうして、この時、佐々木は「うん」と返事をしたのか今でも疑問に思う。
断ろうと思えば断れたのだから・・・
でも、この飲み会がきっかけで私達はどんどん仲良くなっていった気がする。
金曜日の定時と残業までの休憩時間、いつもと同じように軽くお菓子などをつまみながら、佐々木と話をしていたときだった。
高野さんと佐藤君が、明日の件を相談しに私の席に来た。
「相馬さん、明日なんだけど、佐藤君の友達が都合悪くて、どうしようかと話してたんだけど。」
と高野さんが話をきりだしてきた。
私は、『それならしょうがないから中止にしよう。』と思って言おうとしたときだった。
「佐々木君、明日暇?」
と高野さんが突然横で自分の世界に入ろうとしていた佐々木に声をかけた。
「暇ですけど・・・」
「じゃぁ、空けといて、飲み会しよう。」
「いいですよ。わかりました。合コンですか?」
「そんなようなもの。」
と、これだけの会話の流れで、佐々木と飲むことになった。
想像もしていなかったことで、驚いたが、心のどこかで少し喜んでいる自分もいて、照れ隠しもあり、
「休みの日まで佐々木さんと顔合わせたくない。」
と冗談っぽく言ったりしたが、それに対して、佐々木は笑顔で何もコメントもなく対応していた。
こんなところが年齢より落ち着いている感じがする。
どうして、この時、佐々木は「うん」と返事をしたのか今でも疑問に思う。
断ろうと思えば断れたのだから・・・
でも、この飲み会がきっかけで私達はどんどん仲良くなっていった気がする。