羽柴の彼女







朝倉に騙され、萌にも騙され、



何も知らない俺は、萌の元へ向かう。



萌の居場所なんて分からないのに、



ただひたすら、



あの日萌を追いかけた時のように走って、



そこに萌がいたならば俺は、



運命とか思って、



告白なんて



幾らでもできてしまえるんじゃないかと



けっこう本気でそう思った。





end

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