彼が主で私が執事!?
出会いは偶然
一六××年
春麗らかな日。
有名な観光地として知られている国・・・シェルード国へ私は来ていました。
そしてその国の城の中の一室で・・・。
「はじめまして、グレイ様。
今日からグレイ様の専属執事をやらせていただく、レイです。
よろしくお願いします。」
そう言って私は笑顔を作って挨拶をする。
その笑顔とは裏腹に私の心の中では・・・冷や冷やしていた。
どうしましょう・・・。
何でこんなことになってしまったんでしょう・・・。
事の起こりは二週間前だった。
< 1 / 54 >