彼が主で私が執事!?
知らないことだらけ

優しいですね





グレイ様に挨拶をして次の日から本格的な執事の仕事が始まりました。


働くということを知らずにぬくぬくと暮らしてきた私には慣れない事もたくさんあったけれど何とか数日の間グレイ様に怒られずに専属執事という仕事をこなしています。



今も、これからグレイ様のところにお茶を届けにいく最中です。


あれからグレイ様と何度か話をしたけれどやはり初めて会ったときに笑ってくれただけで後は真顔で話している。


やっぱり、私とはあまりしゃべりたくないのかもしれません・・・。



そんな憂鬱の気分のままグレイ様がいる部屋へと向かっていく。


そして扉の前まで来て気を引き締めて中に入る。




「失礼します。レイです。お茶をお持ちしました。」




そう言って中に入るが・・・中には、誰もいない。


あれ?

おかしいですね・・・。



いつもならこの時間はここで勉強をしているはずなんですけど・・・。


そう思って辺りをクルリと見るがやはりいない。



どうしましょう・・・。


そう思っていたら・・・。




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