彼が主で私が執事!?

きっかけ・・・





「へ?・・・・・・今、なんて言いました?」




自分の部屋で朝食をとっていた最中の私は驚きのあまり手に持っていたスプーンを落としてしまう。




「ですから、姫様。
あなた様には隣国であるシェルード国の王子・・・グレイ様と婚約していただきます。」




そう淡々と執事のカイルが告げる。


でも、私の頭はそんな話についていけなくて一人頭の中をぐるぐるとさまよっている。



私はこの国・・・ラティス国の姫、レイラ。


このラティス国は昔からある伝統工芸品で国が成り立っている。


昔からあるものを大切にして人々は暮らしている。



例えて言うならこの国はガラス細工の国とも言われている。


この国でガラスを綺麗に加工して売りに出したりして収入を得たりしている。





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