彼が主で私が執事!?




大丈夫です。


グレイ様が何を考えているかは知りませんけど何か意図があってかのことだと思いますし・・・。



いえ、実際はそうであってほしいと願いたいだけなんですが・・・。

だって、今の私は男性の格好をしていて・・・この状況だとどう見てもグレイ様は女性には興味なくて男性に興味があるという思考の持ち主かもしれませんし・・・・・・。



そうなった場合私はどうしたらいいんでしょう!?


またもやくだらないことを考えていたら・・・。



グレイ様の息が少しだけ唇で感じてビクッと震えてしまう。


・・・・・・やっぱりこんな形ではじめてのファーストキスは嫌です!



そう思った時、いきなり部屋のドアが開いて・・・。




「おや、これは失礼・・・。
お楽しみだったようですね♪」




にっこりと笑ってカイルが言ってくる。


残念なことに入ってきた人物はカイルだった。



そしてグレイ様は私から少しはなれてなにやら不機嫌な顔でカイルを見ている。





< 31 / 54 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop