彼が主で私が執事!?
一体何があったんでしょう?
そう思ったのもつかの間・・・カイルが爆弾発言をしてきた。
「まさか、グレイ様にそのような思考があったとは思いませんでした。
すみません、せっかくのところお邪魔して・・・。」
そう言ってそそくさと部屋から出て行った。
私は出て行くカイルにいつものツッコミも言えぬままただ見送った。
そして少しの間があった後・・・私から離れてグレイ様は再び机の椅子に座って勉強し始めた。
壁の前で呆然としている私はただグレイ様の後ろ姿を見ていた。
それからしばらくして私はそそくさと退散しようとしたら・・・。
「・・・・・・とにかく、これに懲りたら俺のことでいろいろと聞くのはやめるんだな。」
と厳しく言われてしまった。
そして私は静かに部屋を出た。