彼が主で私が執事!?





「婚約者として知りたかったから・・・ただそれだけです。
いけませんか?」

「一国の姫様ともあろう方が何をしているの?
こんな姫様がいる国なんて・・・大して発展してないわね。」

「そうね、そんな姫とグレイ様が婚約なさるなんて・・・グレイ様を穢す気?」




冷たい声が飛んでくる。


でも、最初に言ったメイドの台詞で後に言ったメイドの台詞なんて聞こえていなかった。



頭の中に血が上って・・・爆発寸前だった。




「ガラス細工で有名な国・・・なんて言われているけど、こんな姫がいる国が作ったガラス細工なんてこっちもたかが知れてるわね。」




笑顔で言ってくる。


そこで私は自分の中でプチンッと何かが切れた音がした。



もう、関係ないです!

もともと私は姫らしからぬ行動ばかりとっているのですから!





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