彼が主で私が執事!?




ただ私だけを見てくれるグレイ様の目がとても綺麗で何も言えなくなってしまう。


でも、口を開いて私の気持ちを告げる。




「・・・・・・はい。私も好きです。」




すると一瞬だけグレイ様も顔が赤くなりつかんでいた私の手を強く握ってくれる。


それがうれしくて私も握り返す。




「きちんと言いたくて婚約の話を無しにした。
本当はもっと後に言うつもりだったんだが予定より早くに言ってしまった。」




いつもの無愛想なグレイ様と違って気恥ずかしそうに言ってくる。


その姿がまたうれしくて心が満たされる。



だから私も素直に言う。




「こんな非常識な姫ですけど・・・これからもよろしくお願いしますね。」




笑顔で言う。



するといきなりグレイ様の顔がいっきに赤くなりまるで火がついたような顔になった。





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