可愛い彼にはご注意を!




「そんなの分からないよ///」

「分からないって・・・。
でも、予想は付くけどねぇ~?」

「予想?」

「うん。多分、食べちゃうね?
みたいな感じで追い詰められた羊の柚亜は狼の社長にベッドまで連れていかれて気絶するまで抱かれたって所かな?」




恐ろしい程に合っていて私は苦笑した。


確かに、あの時の蓮に止めてと言っても止めてはくれなかった。



そして、気づいたら朝でその日は一日中動けなくて私はベッドの住人だったのだ。


今、思い出しても恥ずかしいし逃げたい!




「一回目は痛いだけで終わるけど、二回目からは気持ちいいから気持ちよ過ぎて気絶か体力不足で気絶な感じじゃない?」

「もしかして、見てたの?」

「まさか!
安易に予想できるよ♪」




予想されてしまうような出来事なんだ・・・と心の中で溜め息をついた。


すると、沙希はお酒を飲みながら呟いた。




「いいなぁ、柚亜は。」

「え?」

「愛されていてさ・・・。」




沙希の珍しく弱弱しい言葉に私は首を傾げた。


もしかして・・・・・・。




「篠田さんと何かあった?」




恐る恐る聞くと沙希が分かりやすくビクッと反応した。


何かあったんだ・・・。


沙希の反応を見て話してごらんと言うと沙希がポロポロと泣き出した。




< 102 / 132 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop