可愛い彼にはご注意を!
心配かけないで・・・
-少しして-
家に着いた俺たちは、柚亜をベッドに下ろした。
「はい、お水。」
「ありがとうございます。」
水の入ったコップを渡すと柚亜がそれを飲む。
「少しは酔いが冷めた?」
首を傾げて聞くと柚亜がコクッと頷いた。
そこで、俺はさっきの出来事を聞いた。
「それで、鮎沢さんはどうしたの?」
「えっと・・・・・・。」
柚亜が言うか言わないか悩んでいる。
まぁ、言いたくないならいいんだけど・・・あの鮎沢さんの状態は完璧に篠田が絡んでいる。
こちらとして少々、興味があるというのが本音。
それに、俺も関係あるみたいだし・・・・・・。
「蓮・・・・・・あまり、篠田さんに心配をかけないでください。」
「心配?」
「はい、お願いします。」
ジッと上目遣いで見て来る柚亜。
うん、結構くるね・・・!
真っ白な肌に酒で赤くなった頬・・・。
ツヤツヤとした唇・・・。
篠田のことそっちの気でそんなことを考えてしまう。