可愛い彼にはご注意を!
「ということだから、今日は大人しく東野さんと帰った方がいいよ。」
「絶対に嫌!!」
「そんなに柚亜と俺の熱い夜が見たいの?」
「違う!!」
「なら、悪いけど今日は莉那に構ってる暇はないんだ。
美味しい柚亜を食べないとね♪」
ギュッとより抱きしめると柚亜は今度こそ爆発しそうなくらい顔を赤くして叫んだ。
「そんなこと子どもに言わないでください!!」
叫んで柚亜は俺を突き放した。
さすがにちょっと傷つくんだけど…。
というか、子ども?
「ねぇ、何言ってんのよ…そこの女!」
「え?」
莉那に指を指された柚亜はキョトンとしている。
「悪いんだけど…柚亜。
一応、莉那は大学生だよ。」
俺が柚亜にそう言うとまたもやキョトンとして数秒後には叫んでいた。
よほど、びっくりしたんだろうな…。
「だ、だって…身長とか。」
「これから伸びるのよ。
それに、何気に胸を見ないでよ!!」
「まぁ、柚亜は着やせするタイプだから以外と胸はあるしね。」
「そ、そういうことではなくてですね!
他にも服とか髪型とか…。」
「これは趣味よ。別にいいでしょ。
私はロリータファッションが好きなの!!」
柚亜にとってこういう服は小さい女の子が着るという概念が強かったんだろうね。
そもそも、柚亜はこんなフリフリの服を着ないし…いや、でもこういう服もきっと似合うんだろうな。
今度、着せてみようかな…。