可愛い彼にはご注意を!




「す、すみません。てっきり莉那ちゃんは小学生か中学生くらいかと…。」

「まぁ、初めて会った人は皆そう言うよ。」



クスクス笑ってそう言うと莉那は顔を真っ赤にして怒った。



「ふんっ!!別にちょっと身長とか胸があるからっていい気にならないでよね!
大体、どうして蓮が知らない間に結婚してるの!?」



本題に戻ったのか莉那は聞いてきた。


その問いに対して柚亜は困った顔をしながら俺を見た。



「俺が柚亜を好きで柚亜にプロポーズして結婚した…って感じかな。」



簡単に説明すると莉那はびっくりした顔をした。



「嘘…。ってことは付き合ってもないの?」

「うん、そうだね。」



そもそも結婚したいって思ったらするのが一番だし付き合う期間は必要ないと思う。


俺は本当に欲しいものはどんな手を使っても手に入れる。


それが今まで俺がしてきたやり方。



「ということはこの女は蓮のこと好きじゃないの?」



今までずっと避けていた質問に莉那が触れると柚亜がビクッと反応した。

柚亜はどう答えるのかな…?



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