可愛い彼にはご注意を!




柚亜にとったらそんなことを聞かれるなんて思わなかったのかもしれない。


でも、柚亜は俺のことを好きじゃない。



半ば無理やり結婚して欲しいと言い、仕事が無くなっては困るからという理由で俺との結婚を選んだ柚亜。


その柚亜がどう答えるのか気になった。




「・・・・・・蓮は横暴だと思う。」

「そうなの?」

「うん、だって・・・結婚してって言われたのもいきなりだったし、たまに意地悪なことも言うし・・・・・・。
でも、優しいよ・・・・・・///」




柚亜が小さな声で言う。


その回答に俺は自惚れてしまうかもしれない。



柚亜も少しは俺のことを好きになってくれたのかな?


思いはいつだって俺からの一方通行だったから・・・・・・。



そんなことを思っていると、結衣さんはご馳走様と言って笑った。




「さて、俺はそろそろ出るかな。」

「お兄ちゃん、どこかに行くの?」

「あぁ、これから仕事なんだよ。」

「そっか、頑張ってね?」

「ん、じゃあな・・・二人とも!」




修哉はそう言って出て行った。





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