可愛い彼にはご注意を!
蓮が私に似合った服を選んでくれる・・・。
それは、とても嬉しいことだけど恥ずかしいよ///
もじもじとしながら考えていると、クスクスと笑う声が聞こえた。
「そんなに俺に服を決められるのは嫌?」
声のする方を見ると店員さんの後ろに蓮が立っていた。
嘘・・・!?
どうして、こんな所にいるの!?
ビックリしていると、蓮が目の前に来て店員さんの選んだ服を私にあてた。
「こっちもいいけど・・・これもいいね。
柚亜はどんな服着ても似合うから迷うね。」
「えっと、あの・・・。」
「どうせなら、ここにある服全部買おうか。」
ニコッと笑って怖いことを言う蓮に私は全力で否定した。
「だ、駄目です!
ここの服、高いんですよね!?」
「そう?そんなに高くないと思うけど・・・。」
「蓮と私の価値観は違います。
だから、無駄遣いは駄目です。」
こんな高い服を何着もポンポンと買うなんてありえない。