可愛い彼にはご注意を!
「ちょっ、蓮!下ろしてください!!」
「駄目だよ。下ろしたら逃げるでしょ?」
「に、逃げません!!」
「嘘だね。そんなに、目を泳がせて言われても説得力ないよ。」
ギュッとより力を入れて抱きしめると柚亜は諦めたのか大人しくなった。
やっと、大人しくなった・・・。
柚亜を手なずけるのは大変だね。
クスッと笑って風呂場で柚亜を下ろした。
「先に入ってるから、柚亜は後から来てね。」
「本当に一緒に入るんですか?」
「うん。あ、服脱がせて欲しかった?
柚亜って意外に大胆だね♪」
「ち、違います!!」
「はいはい、じゃあ絶対に入って来てよ。」
柚亜に念を押して俺は先に風呂に入った。
ここで、柚亜がどう出てくるかな?
反応が楽しみで体や頭を洗いながら待つ。
洗い終わってしばらく湯船に浸かっているとガチャっとドアが開いた。
「お、お待たせしました・・・///」
体にバスタオルを巻いて現れた柚亜。
そんなタオルいらないと思うけど・・・。
でも、そんなこと言ったら絶対に柚亜に怒られる。
それに、湯気が立っていてあまりハッキリと見えないからもったいない。
もっとハッキリと見たかったな。
惜しい気持ちでいると、柚亜は頭や体を洗うためにシャワーを使っていた。