Lolita
「姫様にそんな感情があったなんて私、知りませんでした!
でも、そんな姫様も素敵です☆」
ニコッと笑って抱きしめるマリーに私は顔を赤くしたまま大人しくしている。
「そこは、☆付けちゃ駄目だろ。
大体、キスなら僕がしますよ、姫様。」
何やら怪しい顔をしてメリーが私に近づいてくる。
間に合ってますと思っていたらマリーが私を庇って・・・・・・。
「メリーのキスなんているか!それに誰が、姫様を渡すもんですか!
姫様は私のなの!!」
「いつから、マリーの物になったの?」
「今日!いや、ずっと前!!」
「あぁ、妄想の中ってやつ?
可哀想なマリー。」
本当に可哀想だというように哀れむように見るメリー。
そもそも、話の趣旨が変わってきています・・・。
苦笑しながら見ていると急に部屋の扉が開いた。