Lolita
「わたしもちいさいものはだいすきです。いっしょですね。」
そう言うとレイン様はビックリした顔をした。
「馬鹿にしないの・・・?」
首を傾げるレイン様に私はキョトンとしてしまう。
「ばかにですか?どうしてしなくちゃいけないんですか?」
「え・・・。」
「だれだってすきなもののひとつやふたつあります。
ないってほうがへんです!」
が言い切ると、レイン様は私の頭に手を置き撫でた。
「ありがとう・・・。」
急に言われて私はビックリして顔を赤くした。
「い、いえ!
そ、それよりこのクマさんになまえをつけてあげないといけませんね!」
赤い顔を見られたくなくて、必死に別の話に変えた私。