Lolita




「嘘は駄目・・・。」

「う・・・。」




レイン様に鋭い目で見られる。




「大丈夫、ソフィアの子供が出来れば物足りないのも補える・・・。」

「その言い方、失礼です!」




補えるってどうなんですか・・・と思いながら私は言うと随分、余裕があるんだ・・・と言われた。



余裕なんてありません!




「じゃぁ、いただきます・・・。」




まるで、食べ物かのように扱われる私は心の中で泣いた・・・。







「いただきますじゃないです!!」







城に響き渡るほどの声で叫ぶ私だった。





< 47 / 49 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop