Lolita
「嘘は駄目・・・。」
「う・・・。」
レイン様に鋭い目で見られる。
「大丈夫、ソフィアの子供が出来れば物足りないのも補える・・・。」
「その言い方、失礼です!」
補えるってどうなんですか・・・と思いながら私は言うと随分、余裕があるんだ・・・と言われた。
余裕なんてありません!
「じゃぁ、いただきます・・・。」
まるで、食べ物かのように扱われる私は心の中で泣いた・・・。
「いただきますじゃないです!!」
城に響き渡るほどの声で叫ぶ私だった。