Lolita
「それにしても、姫様のその体にも困りましたね。」
メリーが私の体を見ながらしみじみと言う。
「しょうがないです。
どこぞのまほうつかいのせいでこうなったんですから。」
私が少し頬を膨らましながら言うと、マリーはそんな姫様も私は好きですよ!とフォローをいれてきた。
ごめんなさい、マリー・・・この姿では喜べません。
それに、子供なったせいで上手く言えなくてどうしても言葉が平仮名になってしまう。
読者の皆様、読みにくくてごめんなさい・・・。
そんな事を思いながら私は事の経緯を思い出す。
今から、18年前のことだった・・・・・・。
仲むつまじい王様と王妃様として国民から慕われていた両親から生まれた私はひょんなことから魔法使いに目をつけられて、呪いをかけられた。
それは、夜になると子供になる呪いだった・・・。