人生はPM,5時から!
「そんなもの・・・撮るか!」
「う~ん・・・面倒だよね。」
「俺、写真移り悪いから・・・パス!」
普通、こういうのって率先してやるべきなんじゃないんですか?
でも、その方が・・・僕たちらしいかもしれないですね・・・。
苦笑しながら三人を見る。
だけど・・・・・・後ろから迫る、暴漢・・・いえ、道を踏み外した人間に気づかなかった。
「そんなこと、させないわよ!」
そう言って、弥生と雫に抱きついた。
男は汚らわしいと言うことで触りもしなかったんですが・・・。
「優衣先生・・・私は、ちょっと・・・。」
弥生が逃げるように背を向け走ろうとする。
それを、姉さんがガシッと肩をつかむ。
弥生・・・諦めてください・・・。
心の中で弥生に向けてご愁傷様という意味も込め謝罪する。
「さあ!撮るわよ!」
一人だけテンションが高い僕の姉。