きら星のクリスマス
「……いやだ。」
「何で?クリスマスの予定が埋まるじゃん!」
「違うもん。私が望んでたのはそんな自ら墓穴を掘るようなスケジュールの埋め方じゃないもん。」
「まぁ、そんなこと言わないで。それにもう行くって金沢君に言っちゃったし。」
金沢君は私たちより一つ下の2回生。そして、どうやらその非リア充の集い幹事らしい。
「へぇ、金沢君、彼女いないんだ。」
「いや、金沢君はいるよ?あんなにカッコいいんだもん。」
「え?でも……」
「彼女がどうしても外せないバイトがあるんだって。だから、金沢君のクリスマスは26日。そのことを知った非リア充のみんなが仕切るのが上手い金沢君に全部まかせちゃったみたいよ。」
「へぇ……。」
金沢君、災難だなぁ……。