きら星のクリスマス
「何か美織が来ることになったら、男子の参加率がものすごく高くなったらしいよ。」
「え、何で?」
私がそう言うと、沙希は大きくため息をついた。
「これだから無自覚は困るわ。」
「え?」
「美織はね、めちゃくちゃかわいいんだからね?五十嵐先輩がいなくなって、みんな狙ってるよ?」
「そんなことあるわけないって。」
私がそう言うと、沙希はまた大きくため息をついた。
「まぁ、とにかく明日行ってみたら?どうせ暇なんでしょ?私が言ってることが本当かどうか分かるから。」
「うーん……分かった。行ってみる。」
私は渋々だけれど、沙希の提案を受け入れることにした。