きら星のクリスマス
「24日にサークルで飲み会やるの知ってる?」
「あ、はい。彼氏も彼女もいない人たちでやるとか。僕も誘われたんですけど、断りました。」
「それに美織を呼んであげよう。」
……え?
「マジですか?」
「うん。幹事、金沢君だったよね?行くって伝えとくから。既成事実を作っちゃえば、美織も来るでしょ。」
「本気ですか?」
「うん。」
……ていうことは、橘先輩と一緒の時間を過ごせる?
「お願いします。僕、頑張りますから。」
「うん。美織を早く元気づけてあげて。」
沙希先輩はそう言って、電話を切った。