きら星のクリスマス

「そんな……無理ですよ。」





「先輩命令だぞ?雪斗。」






「……じゃあ、美織さんで。」






「ぶーっ。」





頬を膨らます美織先輩。





……今すぐギュッてしたい。



その時、周りから飛んでくる視線がやたら体に突き刺さっていることに気付いた。






「美織さん、もうそろそろやめておきましょうよ。」





「えーなんで?」





「いや、何かもう美織さんがかわいすぎて、ずっとくっつかれてる僕が周りに睨まれてるんで。」





「そんなの気にしないでいいよー。私、雪斗のこと気にいったからさ!」





……その一言で、僕は決意した。美織さんはお酒が入ってて普通じゃないけど、今しかない。




「……美織さん!あの……」





そしてクリスマスがやって来る。


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