きら星のクリスマス


『美織さんへ



この手紙を読んだら、部屋のポストを見てください。』





その書置きには、とても綺麗な字でそう書かれていた。





「……誰からだろ?」





でも、その書置きの差出人が誰かは分からない。





とても不思議だけど、気になったのでポストを見てみることにした。






「何かどんよりした空だなぁ……。」





ポストを見るために外に出ると、重たそうな灰色の雲が空を覆い尽くしていた。





「……ホワイトクリスマス?」





……雪が降ってきそう。





彼氏がいればロマンチックなんだろうなぁ。



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